我が家の場合、大人達は遥か昔にパスポートの期限が切れていますし、娘達は初めての海外。よって全員が新たにパスポートを取得する必要があります。
申請は各都道府県のパスポート申請窓口にて行うので、詳細を各HP等で確認します。
ここでは申請から受領までの大まかな流れを、我が家のエピソードを交えて紹介します。
パスポート申請は通常なら決して難しい行程ではないのですが、我が家の場合は予想外の厚い壁にぶち当たり、この先に待ち受ける波乱万丈な旅を予感させることとなりました…(震え)
◆書類をそろえる
パスポート申請には次の書類が必要です。
■一般旅券発給申請書
現在、手書き書式の申請書と、ダウンロード申請書(平成30年10月1日より)がありますが、その時点ではまだ手書き書式のみでした。
また、パスポートには10年有効と5年有効の2種類があり、それぞれ用紙が違うので、初めにどちらか決める必要があります。
〈10年〉朱色 手数料16000円
〈 5年〉淡灰色 手数料11000円
※20歳未満は5年有効のみ
次女だけは20歳未満なので5年有効となりますが、他は10年有効にしました。次女は5年の方が色がかっこいいと喜んでいました。
申請書用紙は近所の役所の支所でもらえました。無料なのをいいことに、書き損じ用に人数の倍ほどももらっちゃいました。結局余ってしまい、もったいなかったと反省…。
申請書の記入は記入例を見ながら進めれば特に難しくありません。
ただ1点、申請書にはサインの記入欄があるので、この時点でサインを決めなければなりません。このサインの文字の種類は何がよいのか、どんな時に使うのかなど、いろいろと調べてみました。が、サイトによって実にまちまちで、混乱するばかりでした。例えば…
・書き慣れた‘’漢字‘’がよい。
・海外でも通用する“ローマ字”がよい。
・危機管理の観点から、外国人が真似しにくいよう、日本でしか使われていない‘’ひらがな‘’がよい。
・トラブル回避のためには、クレジットカードのサインと同じにした方がよい。
・姓、名のどちらかだけでもよい。
・名前でなくてもよい。ニックネームでも、意味のないことばでも、なーんでもOK。
長女は愛着のあるニックネームをサインにしたくて、「なんでもよい」という意見を求め、関連する記事を見つけては一喜一憂していました。
結局、夫は‘’漢字‘’フルネーム、女3人は‘’ひらがな‘’フルネームに落ち着きましたとさ。
■戸籍謄本または抄本
本籍地のある区市町村の戸籍係でもらえます。郵送も可。
■住民票の写し
■写真
5年10年使うものとあって、納得のいく写真にしたかったのと、経費削減のために、スマホの写真アプリを使って自宅で撮影することにしました。
しかしこれがなかなか大変でした。
影を作らずに明るくするのが難しかったり。
画面上ではよくても、印刷すると暗かったり。
撮り直しができると思うと、ちょっとした事でも気になったり。
45㎜×35㎜の画面の中で、顔面の縦の長さが32㎜〜36㎜と、一般の証明写真より顔面の占める割合が大きいので、余計にアラが目立ったり。
結果、かなりの枚数を印刷したため、経費削減の目的は果たせなかった気がします。
そして改めてわかった事は、被写体がよくなければ、どんなに頑張っても奇跡は起こらないな〜と。今さらですが。まぁ、奇跡の一枚が撮れたとしても、実物と大差があれば、入国審査で捕まりますしね。
■本人確認書類
いろいろ表記されていますが、最も一般的なのは運転免許証かマイナンバーカードいずれか1点でしょうか。我が家の場合、マイナンバーカードはまだ申請していませんが、大人2人は運転免許証でクリアです。
さて娘たち。二人とも学生なので、フツーならば写真付き学生証と保険証、この2点でクリアとなります。
が、しかし…ここで予想だにしない事態が起きたのです。それは…
長女の保険証がなーーーい!!
家中どこを探してもなーーーい!!
まままさかの事態です。保険証の再発行には約1ヶ月かかるとのこと。マイナンバーカード申請も1ヶ月以上かかるといいます。さあ困った!(汗)
結局、役所で長女の印鑑登録を行い、印鑑登録証明書を発行してもらうことにしました。本来この申請にも本人確認が必要なのですが(迷宮入りか?!)印鑑登録をしている保証人が同行すればよいことがわかり、ようやく光が見えてきました。長女と保証人となる夫の2人で役所に出かけていき、無事任務完了。
これでやっと、印鑑登録証明書と写真付き学生証の2点でクリアです。やれやれ(汗)
※追記:半年後、長女の保険証は病院の受診票と共に、私の財布の普段使わないポケットから出てきたとさ。ちゃんちゃん⤴ごめんちゃい⤵
◆申請する
上記の書類をすべてそろえて、住民登録している都道府県のパスポート申請窓口で申請します。
我が家の場合、代理提出が可能だったため、夫がまとめて4人分の申請を行いました。
◆受領する
受領は本人が交付窓口に行く必要があります。
以下のものが必要です。
・受理票(受領証)※申請の際に渡されたもの
・手数料(10年有効:16000円 5年有効:11000円)
4人の都合のよい日に一緒に受け取りに行きました。ここまで長かった〜!それぞれ自分の写真が貼られたパスポートを手にすると、いよいよ始まったぞという緊張とワクワクが全身に走ります。受領後、窓口近くのスコッチエッグが評判の洋食屋に行き、決起集会よろしく盛り上がりました♪